A manhole picture
マンホールのデザインに 色彩の絵の具を塗り
茶紙をはんこのように マンホールへ重ねる
路面店が並ぶ賑やかな場所と大きな木の横で
パレットに赤青緑 キャップ帽子を被った日本人が
次々と数枚の茶紙に 鮮やかな色を織り交ぜていた
通り過ぎた人が立ち止まり その才能に驚嘆する
マンホールのデザインに 色彩が加わると
その茶紙は見事な絵画に変身してしまった
ベルリンの身近な存在 外国人によって新しい命が芽生えた
絵画だけでなく両国の絆までもたらしてしまったのだ
なんとも微笑ましい瞬間だろう
通り過ぎる人々はその絵画を喜んで購入した
澄んだ瞳と自信に溢れた彼は 笑顔で応対した
なんとも微笑ましい瞬間だろう
生きていくには様々な方法がある
その中でも彼のように絆を創りながら生きていきたい
自ら体験した暁には 毎日笑顔になるんだろう