White
赤い灯台 海沿いの香り 吸い寄せられるように向かう
風はいのちが灯るように 囁かずにいる
こんなに青空が見える海辺に来たのは 小さな頃か
漁船が3つほど 碇に身を委ね ゆっくりと浮かぶ
その横を通りすぎ 上を向いて歩いていた
1羽のかもめが近くまでやってきて 海の表面にたどり着く
優しい表情をしている まるで迎え入れてくれたような
眩しい光に微笑む私
いつまでもこの綺麗な世界が続けばいいと
平和を望む心が溢れていた
そっと白いかもめに近づき 会話をするように微笑んだ
海岸の岩場に動く生物を横目に 赤い塔は姿を現した
手をつなぐように 片手を伸ばし 未来に向けて手をかざした
忘れてはいけない 今日まで応援してくれている人がいることを
必ずこの風景に再び出会うために 私は進む
3羽のかもめが夏の日差しを覆い 守ってくれている
そんな広い 広い世界で私は此処にいる
夢よ ありがとう 私は夢追い人である